「この子はあまりにも幸が薄い顔をしているから、せめて名前だけでも幸せな名前をつけてあげよう」
そんな親心から、リンゴは幸子と名付けられました。
しかし、幸子はその名前とは裏腹に、暗い過去を背負いながら生きていくことになるのです。
その端正なスタイルとつるりとしたりんご肌のため、男には不自由しなかった幸子。
しかし男運の無い幸子のこと、寄って来る男達に騙され弄ばれ捨てられて、ついには津軽の地から逃げ出す羽目になるのです。
そんなとき、一人のナイスガイと出会いを果たします。
そう、それが南アフリカ出身のグレープフルーツ、マンデラ君だったのです。
マンデラ君はその男気から、幸子を放って置くわけには行かず、一緒に北の台地EZOへと連れて行くことになりました。
しばらくはマンデラ君と共に平穏な日々を送っていった幸子。
しかしそんな幸せも長くは続きませんでした。
マンデラ君も病には勝てず、また幸子は一人ぼっちになってしまうのです。
哀愁漂う幸子の後姿です。
幸子はこのときから、「一人で強く生きていくんだ」と決意を新たにしました。
生きていくために必死で働く幸子。
気が付けば、シワも気になる年頃になってきました。
「まだまだ若い子たちには負けないわ」とばかりに、様々な髪型にチャレンジする幸子。
一時期は百恵ちゃんカットにしていたこともありました。
時にはやさぐれて、前髪を伸ばしていた時期もありました。
ウエンツのファンだった幸子は、鬼太郎風の髪にしてみたかったのです。
しかし、そんな毎日が過ぎていき、幸子はある重大なことに気が付いたのです。
この黒い部分、実は髪ではなく、自分の肌であり身であるという事実に。
幸子は思います。
「私まだ幸せになってないもの、このまま腐っていくなんてイヤイヤ、絶対イヤなのー!」
しかし、どうがんばってもリンゴである幸子の腐食は、夏場という季節も手伝って、予想以上に早く進行していったのです。
そして夏も終わる頃、気が付けばAV男優さんもビックリな、真っ黒な肌に変色してしまいました。
「ア、アア、ワタシ、モウ、オワリナノネ・・・」
日に日に黒く、そしてしわがれて行く幸子。
ついには白髪まで目立ち始めました。
この頃からの幸子は、これまでとは違い、急激に腐食の進行がゆっくりになりました。
北国の冬は早いので、それが幸いしたのかもしれません。
幸子が初登場したのが、2008年1月末
そして、丸々1年越しの姿がこちら。
最後にはおばあちゃんのように、小さくなってしまった幸子。
当時の4分の1ほどの大きさになってしまいました。
そして安らかな眠りについた幸子。
1年間を共にしてきた幸子へ、最後に一言、この言葉を送りたいと思います。
「幸子って、意外と無臭だね。もっとオイニーがツイキーかと思ったよ。」
ではまた。
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